まるで血の色のように見える
悪魔と呼ばれても仕方が無い
そんな俺の目を・・・
アイツは俺の目に、一体何を見たっていうんだ?
どうして、アイツにそれが見える?
戸惑いながらアイツを見つめる
金色の髪
白い肌
そして・・・
零れ落ちそうなほどに大きな青い瞳
その奥に俺が見たものは
アイツも探してたんだ
その手を必死に伸ばして
やっぱり、住んでる世界は違う
何もかもが俺とは正反対なアイツ
手が届くはずは無い・・・
そう思っていたのに
何も見えない暗闇の中
ほんの一瞬
でも、その瞬間 確かに
俺とアイツの手が微かに触れ合った
|
|