「Conversation with my Dear」 page 1

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どうしたんだろ・・・今日のブレット。
いつもみたいに嫌味なこととか言ってこねぇし、放っとくと ずーっと黙ってるし。
元気・・・無いし。

「なあ!」
「・・・・ん?」

「なあってば!」
「・・・だから、何だ?ゴー・・・」

俺がブレットの部屋に遊びに来てから、もう1時間くらい。
ずっとこんな調子。

「あのさ、何かあったのか?」
「・・・どうして、そう 思う?」

「だって・・・お前、何か、元気・・・ないしさ」
「ふうん・・・ゴーは俺のことが心配なんだ?気にかけてくれてるわけか」
「なっ・・・」

元気無くても、ヤな奴なのは相変わらずみたいだ。

見透かされてるみたいで、バカにされてるみたいで、すっげーくやしい。
最初はホントにそう思ってた。ブレットは俺のことバカにして笑ってるんだって。
でも、ちょっと違うんだって・・・分かってきた。
いや、ホントは・・・まだ、よく、わかんないんだけど・・・。


「な、何かさ、調子狂うんだよ・・・いつもみたいに、自信たっぷりって顔してくれてないとさ」

「俺だって・・・たまに自信が揺らぐこともあるのさ」

ブレットのこんな顔、初めて見た。
ビックリするくらい、泣きたくなるくらい、不安になる。
どうして、そんな顔するんだよ。

「ゴー!そろそろ帰らないと、ママが心配するんじゃないか?」
「・・・・」

帰れないよ。
このままブレットを一人にしたら、こいつ、どっか消えちゃいそうだもん。
何て言われたっていい・・・
俺・・・ブレットのこと、心配だし、気になるから。
だから・・・

「今日、泊まってく」
「な、何言ってるんだゴー?!」

「うっせー!もう決めたんだからなっ!!」

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