「・・・・」
ブレット・・・?
「うう・・・」
「?!」
飛び起きた。
真っ暗な部屋・・・。
時間は、わかんないけど、布団にもぐりこんでから そんなに時間はたってない気がする。
確かに聞こえたんだ・・・ブレットの苦しそうな声。
「ブレット!ブレット!」
隣で寝てるブレット、うなされてる。
いっぱい汗かいて・・・。
「ブレットっ!」
「・・・・・ゴー・・・?」
「どうした・・・泣きそうな顔、してるぜ?」
「な、何言ってんだ!お前がうなされてたから・・・俺」
「そうか・・・起こしちまったんだな、悪い・・・・・・ゴー?」
「やな夢、見たのか?怖い夢・・・見たのか?」
「え・・・?」
汗にぬれてるブレットの頬は、触ったら・・・ひんやりしてる。
ブレットは、ちょっと、ビックリしてるみたいだ。
いつもはブレットが、こうしてくれる。
俺が落ち込んでるとき、俺の事、からかいながら。
俺の頬を触って、くすぐって、笑って・・・
俺は怒って・・・知らない間に、元気になってる。
俺も、よくわかんない。
ただ・・・今は、どうしても・・・
どうしても・・・ブレットを・・・抱きしめたいんだ。
「大丈夫だよ・・・俺がついてるから」
「俺が・・・ずっと、そばにいるから」
|
|